お墓の疑問シリーズ③ 「お墓じまい」「改葬」に関わる手続き

前回のお墓の疑問シリーズは「お墓じまい」とは何かいついて書きましたが、

実際にお墓じまい、お墓のお引越し(改葬)をするに当たっての手順について書きます。

墓じまい(改葬)には時間、手間、費用がかかります。

人生において何度もする手続きではないので、労力・気力も必要です。

予め調べておいて実際の手続きがスムーズにできるよう備えておきましょう。

 

①ご遺骨の新しい納骨先(引っ越し先)を決める

新しい納骨先の証明書(墓地使用許可書等)を取得する

③今のお墓のある市町村役場で「改葬許可申請書」の用紙をもらい、記入する

④今のお墓の管理者より「埋葬証明書」の発行を受ける

⑤②の新しい納骨先の証明書、③の必要事項を記入した「改葬許可申請書」と④の「埋葬証明書」今お墓のある市町村役場

提出して、「改葬許可証」の発行を受ける

⑥-1.ご遺骨を今あるお墓から新しい納骨先に運ぶ手配をする

⑥-2.今あるお墓の墓石を解体し更地に戻す手配をする

⑦今あるお墓からご遺骨を取り出す(この時に、「魂抜き」の法要をすることが多い)

⑧ご遺骨を新しい納骨先に運び、納骨する(この時に、「魂入れ」の法要をすることが多い)

※こちらで挙げた手続きは一例です。詳しくは各自治体にお問い合せください。

※改葬許可書は原則として遺骨1名分毎にそれぞれ必要です。

手順として書き出すと以上ですが、慣れない手続きや動きがあるのでなかなか労力と気力を使います。

また、今のお墓がお寺さんの墓地である場合にはいきなり申し出るのではなく、ある程度事情を説明して

相談しておくと良いでしょう。

ここで注意しておきたいのが、お墓の解体・撤去費用です。

墓石の大きさや墓石のある場所によって大きく異なります。

例えば、墓石がに建っている墓地が山の上で重機が入らないような場所での作業になる場合であったり、

墓石が大きければそれだけ処理費が多くかかります。

墓石や崩したコンクリートは産業廃棄物として処理されますので、こちらの費用もかかってきます。

墓石業者によっても異なる場合がありますので、2,3社お見積りをもらい比較検討されてください。

また墓地によっては、指定業者を使う場合もあります。詳しくは墓地の管理者に予め確認しておかれてください。

当霊園での墓石の解体・撤去・更地に戻す工事の参考例です。

 

こちらのお墓を解体します(区画面積:約4㎡・地下式納骨堂のお墓)
墓石を解体しています。 貼石が剥がされコンクリートの基礎部分が出てきていますね。
コンクリート部分も撤去され、更地になりましたね。 この状態で墓地の管理者にお戻しします。

当霊園内の永代供養墓や、墓石の新築をお願いされる方の元のお墓の解体も承っております。

今あるお墓の「お墓じまい」や「改葬」をお考えの方でお悩みや疑問がございましたらどうぞご相談ください。

 

熊本の永代供養墓「長寿供養墓」 財団法人徳寿会

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